【初心者必見!】TOEICの勉強法を解説【TOEIC900点取得者が語る】

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とえ子さん
とえ子さん

就活でエントリシートに書くためにTOEICを受けてみようかしら

いく男さん
いく男さん

TOEIC700点以上取れば給料が上がるらしいけど・・・

そんなことを考えて初めてのTOEICに挑戦しようとしているそこのあなた

就活や昇給のためには、そこそこのスコアを取れないと意味がないですよね。

それではTOEICを受けたことがないあなたは、これからどうやって勉強していきますか?

こちらの記事ではTOEICを受けたことがないあなたのために、独学でTOEIC935点を取った私がおすすめの勉強法を紹介していきます。

初心者向けTOEICの勉強法

まずTOEICの問題を解くのに必要なのは以下の4つの力です。

1.文法力
2.単語力
3.長文読解力
4.リスニング力

この4つのパートに分けて勉強法を紹介していきます

具体的に自分の苦手が分かっている方は、まずはそのパートから勉強を始めることをおすすめします。

自分の苦手分野すらわからないというあなたは、この記事の後半部分で勉強を始める前の段階についても説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください♪

基礎文法の勉強法

まずは文法の勉強法です。TOEICははっきり言って難しい文法の問題はありません。

TOEICで平均点(550点くらい)を取るために必要なのは中学レベルの文法力だと言われています。

そこで英語に長らく触れていない方や、中学生の時すでに英語が苦手だった方は、中学英語の参考書や問題集を解くことをおすすめします。

中学レベルの文法力を完璧に身につければ、はっきり言ってパート5の文法問題も、パート6、7の長文読解問題もちんぷんかんぷんになることはないでしょう。

既に中学レベルの英語には自信がある方や、最近まで英語の学習をしていた方は文法に特化した勉強をする必要はなく、実際にTOEICの問題を解いてみましょう!

ただ、中学レベルの英語力だけでは所詮平均点レベルのスコアしか取れません。

なぜかというと・・・

・中学レベル以上の難しい単語が山ほど登場するため。
・中学レベルの文章を応用した長い英文が多いため。

それでは次のパートでまずは単語の問題を解決していきましょう。

頻出単語の勉強法

先ほど、TOEICは中学レベルの文法が分かっていれば大丈夫!と言いましたが、それはあくまでも文法の話です。

TOEICに出てくる単語は中学英語では出てこない難しい単語ばかりです。

しかし、怯える必要はありません。

TOEICには頻出単語といって、出てくる単語がある程度限られているからです。

TOEICは英検や他の英語の試験と違ってビジネス英語が主役の試験です。

そのため、ビジネスの世界でよく使う単語が多く出てきます。

例えば・・・

 ・application form (申込書)
 ・assembly line(組み立てライン)
 ・voucher(引換券)
 ・questionnaire(アンケート用紙)

など、工場やお店、社内でのやりとりや会話で使われるものです。

単語の勉強法については聞いて覚えるも良し、書いて覚えるも良し、単語帳や赤シートを使うも良し、皆さんの性格ややりやすさによって向き不向きがあると思うので、そこはお任せします。

ただ一つ私が伝えたいことは、市販のものを使うならTOEIC専用の単語帳を購入していただきたいということです。

TOEICの頻出単語は中学英語でも高校英語でも英検対策用の単語帳でもカバーできません。

TOEICのための単語帳であればTOEICの頻出単語がまとめられています

ちなみに私がやっていたのはTOEICの問題を実際に解いて、自分がわからなかった単語をリストアップし単語帳に書いていく方法です。

そうすると面白いことに、1つの単語帳の中に同じ単語が2回出てきたりするんですよね。

それほどTOEICでよく出てくる単語は絞られているということです。

単語は電車での移動中や寝る前の10分間などスキマ時間で覚えるのが効率的なので、苦手意識を持たずにやっつけちゃいましょう!

長文読解の勉強法

ここまで文法と単語の勉強法について紹介しました。

しかし、文法と単語を完璧にしたからといって、簡単には高得点を取らせてくれないのがTOEICです。

ここでは長文読解の勉強法について紹介していきます。

まず初めに言っておきますが、長文読解の問題で先に問題文を見て、問題文と同じような単語を本文の中から探しそこから答えを見つけていくという解き方。

つまり・・・長文を全部読まない。このような解き方は絶対にNGです!

TOEICは時間との戦いでもあります。

しかし長文を読むことを省略することによって、さらに遠回りをしてしまっているということを覚えておきましょう。

それでは本題に入っていきましょう。

まず長文問題で1番大事なのは長文を読むということに慣れておくことです。

先ほども言いましたがTOEICは時間との戦いでもあります。

つまり長文をいかにスムーズに読み進めるかが最も重要です。

長文問題に関してもビジネスの場面で使われるチャットやメール、イベントのチラシなどがよく出てきます。

洋書や他の試験の長文を読むのも全く意味がないとは言いませんが、やはりTOEIC対策にはTOEICの長文問題たくさん読むことが効果的です。

そして長文問題をたくさん解いていく中でもう1つやってほしいことがあります。

それは2種類の設問を見極めるということです。長文問題の設問には2種類あります。

“長文を読んでいる途中で答えがわかるもの“と、“最後まで読まないとわからないもの“です。

具体的にいうと

問.According to the article, where is Mr.Jones from?(記事によると、ジョーンズさんはどこの出身ですか?)

TOEIC予想問題より

この問題は聞かれていること(ジョーンズさんの出身地)がはっきりとわかりますよね。

問題を先に読んで覚えておけば、長文内でジョーンズさんの出身地が出てきた瞬間に解くことができます。

問.What is suggested about the car?(車についてなんと示されていますか?)

TOEIC予想問題より

この問題は聞かれていることがざっくりとしていて、車の何について聞かれているのかがよくわかりません。

このような問題は長文を最後まで読んで、その内容と合うものを選ぶようにしましょう。

長文問題の中には単語や文章を適切な場所に入れる穴埋め問題もあります。

穴埋め問題も後者に当てはまり、長文を全て読み終えてから考えた方が文章全体の流れが分かって解きやすいです。

いずれにしても長文を読み始める前に設問に目を通しておくことが大事ですね。

パート7の最後の方にはダブルパッセージやトリプルパッセージの問題もありますが、長文が長いと設問の内容を覚えているのが大変ですよね。

その場合は、長文を読む前に最初の2問だけ設問を確認しておけば大丈夫です。

そして1つ目の長文が読み終わったタイミングで、解ける問題は解き、残りの問題に目を通すといいでしょう。

稀に、1つ目の長文で1つも設問の解答がわからないパターンや、1つ目の長文の内容が2つ目の長文で変更になることもありますので、そこは視野を広くして焦らずに進めていけば心配いらないでしょう。

リスニングの勉強法

ここまではリーディングパートの内容についての勉強法を紹介して来ましたが、最後のパートではリスニングの勉強法について解説していきます。

リスニングってただ問題を解いているだけでは、聞き取れないものは聞き取れないし、わからないものはわからないですよね・・・

そこでおすすめなのがシャドーイングです!

シャドーイングという言葉を聞いたことがある方も多いかと思いますが、シャドーイングというのは簡単にいうと聞いた英文をそのままリピートするということです。

「いやいや、リスニングを聞き取れなくて困っている人がシャドーイングなんてできるわけがない。」

そう思ったそこのあなた!

最近の参考書や問題集はスマホのアプリでリスニング問題を聞けるようになっています。

そして速度調整機能が付いているものがほとんどです。

通常の速度では歯が立たないという方はまずは0.75倍速や0.5倍速でチャレンジしてみましょう。

リスニング対策で重要なのは、長文読解と同じく、英文を聞くということに慣れることです。

しかし英文を聞くというのは聞き流せばいいわけではありません。

実際のTOEICでは英文を聞いて設問に答えるわけですから、英文を聞いたら自然に頭の中で理解できるレベルまで行くのが理想です。

まずはゆっくりめの速度でシャドーイングができるようになりましょう。

シャドーイングができるのであれば、それはつまりしっかり英文を聞き取れているということです。

もしシャドーイングができるのに意味が理解できないという方は、リスニング力の問題ではなく、文法力や単語力の問題ですので、そちらの対策を行なってください。

ゆっくりめの英文でシャドーイングができるようになったら、あとは徐々に速度を上げていくだけです。TOEICの試験日直前には1.5倍速でもシャドーイングができるようになっていると安心です。

なぜなら先ほども言いましたが、試験では英文を聞いて理解するだけでなく、設問に答えなければいけないからです。英文を理解するだけでいっぱい一杯になってしまっては設問を解く余裕がなく、冷静に問題を導くことができません。

焦らず落ち着いて設問の答えを考えるためにも、1.5倍速の英文をシャドーイングできるようにしておき、本番は余裕を持って英文を聞き取り理解できるといいですね。

ちなみにシャドーイングの方法に関してですが、これは必ずしもしっかりと声を出さなきゃいけないわけではありません。

家の中ならまだしも外でリスニング対策をする時に堂々とシャドーイングをするのは恥ずかしいですよね笑

シャドーイングは、ボソボソと口元で呟く程度でも構いませんし、声を出さずに心の中で行うだけでも十分効果があります。

今のご時世、皆さん外ではマスクをしていますから、通勤通学中にマスクの下でボソボソシャドーイング、かなりおすすめですよ!

最初はどのパートから始めたらいい?

ここまでTOEICで必要な文法力、単語力、長文読解力、リスニング力、この4つのパートに分けて勉強法を解説して来ました。

しかし、TOEIC初心者で自分の英語レベルも苦手分野もわからないあなたは、どのパートから勉強したらいいのかわからないですよね。

そこで、TOEICの勉強を始めるにあたって、勉強を始める前のステップ0を2パターン紹介していきます!どちらのパターンでやるかはご自身のお好みや直感で決めていただいて大丈夫です♪

この記事で紹介した順番で勉強を進めていく

パターン1はこの記事で紹介させていただいた順番で勉強を進めていくことです。

この記事を最初から順に読んでいただいた方は分かると思いますが、文法・単語・長文読解の勉強はバラバラなようで実は繋がっているんです。

なので、この順番で勉強することによって着実に少しずつリーディングのスコアを上げることができます。

リーディングとリスニングは別物なので、リーディングのこの3つの勉強を順番に進めている間にリスニング対策も同時進行で行えたらいいですね。

リスニング対策も最初は英文が理解できず苦しむかもしれませんが、リーディングの方で文法力と単語力を身につければ、自然とリスニングも理解できるようになってきますので、根気強く継続することが大切です。

時間を気にせずTOEICの問題を1度解いてみる

パターン2はまず最初にTOEICの問題を全部通して解いてみるということです。

しかし、TOEICの勉強をまだ始めていない段階ですので時間は気にしなくて大丈夫です。

今の自分の英語知識でどのくらい問題を理解して解くことができるのかという確認をここですることができます。

問題を解いてみた上で、大体3種類の結果に分かれます。

1.英文はなんとなく読めるけど、設問の答えがわからない。
2.頑張って英文を読んでもちんぷんかんぷん。
3.集中力が続かず、最後の問題まで辿り着くことができない。

それではそれぞれの場合について説明していきます。

英文は読めるけど設問の答えがわからない。

これに当てはまる方は、基本的な文法力や単語力はあるけれどTOEICの問題形式に慣れていない、という状態です。

そんな方は長文読解の対策をたくさんすることをおすすめします。

先にも述べたように、長文読解対策で大事なのは長文を読むということに慣れることです。

そしてあわよくば2種類の設問を見極め、問題を解くことにも慣れることができたら最高ですね。

わからない単語や文法は長文読解対策をしていく中で、自分がわからないものだけをピックアップして勉強していけば大丈夫です。

頑張って英文を読んでも理解できない。

これに当てはまる方は基礎的な文法力・単語力がまだ身についていない方です。

そんな方は急いで長文読解対策をしようとせず、文法と単語を基礎からコツコツ勉強していきましょう

たまにTOEICの問題を覗いてみて、ゆっくりだけど英文の意味が理解できるようになったと思ったら長文読解対策スタートの合図です。

焦らず着実に進めていきましょう。

集中力が続かず、最後の問題まで辿り着けない。

これに当てはまる方は、まず英語に親近感を持つことが大事です。

TOEICは英語ができるようになれば、日本人にはない海外の方のサバサバ感やトラブルの多さなどに少し笑ってしまうような楽しい時間になります。

しかし、英語が苦手、英語はやらされるもの、という英語に対する嫌悪感があってはいくら勉強してもTOEICを楽しむことはできません。

英語に親近感を持つために必要なのはTOEIC対策ではありません。

いつも見ているアニメや動画に英語字幕を出して見てみたりイラストで覚える単語帳などを使ったり、少しずつ日々の生活の中に英語を取り入れてみましょう。

その中で少しずつ自分の知っている英単語が増えていき、英語に対する嫌悪感がなくなったらTOEIC対策スタートの合図です。

ぜひ英語を楽しみながら身につけていってください!

スキマ時間を制す者がTOEICを制す!?

今回の記事ではパート毎の勉強方法と、勉強を始める前のステップ0について解説してきました。

TOEIC対策では

「スキマ時間を制すものがTOEICを制す」と言われています。

今回紹介した4つのパートの中で、単語対策リスニング対策は机に向かわなくても電車の中や、ベッドの上でできますよね。

なんなら文法書を読むくらいでも電車の中でできます。(文法書のサイズによりますが・・・)

TOEICって難しくて・・・問題の量が多くて・・・時間が長くて・・・とマイナスな印象がつきがちですが、TOEIC対策というのはどこでも気軽にできるものなんです!

今この記事を読んでいるあなたも仕事や勉強、家事育児など忙しい日々を送っていると思います。

しかし忙しいを理由にせず、スキマ時間を見つけてコツコツ勉強を進めていきましょう!

その先にはきっと、TOEICで目標点を獲得した理想のあなたが待っているはずです。

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